カテゴリ:文学( 5 )

クライトン逝去

『ジュラシック・パーク』原作者マイケル・クライトン死去
『ジュラシック・パーク』シリーズや『タイムライン』などの原作で知られるベストセラー作家マイケル・クライトンさんが4日(火)、ロサンゼルスで死去した。享年66。遺族によると、人知れずがんと闘っていたという。
遺族は「マイケルは、著作を通じてすべての世代にひらめきを与え、様々な分野の科学者に挑戦し、世の中の不思議な事象をわかりやすく明らかにしてくれました」とコメントしている。
 クライトンさんは『アンドロメダ…』、『大列車強盗』、『スフィア』、『13ウォーリアーズ』などの原作を手がけたほか製作、監督を務めた作品も多い。『ツイスター』では製作と脚本を、テレビドラマ「ER 緊急救命室」では企画と製作総指揮を担当した。

医学博士号を取得しているためか、科学的なテーマを扱った作品が多かったが、決して難解にならずに、良質のエンターテインメントになっているのが凄いと思う。
 クライトンの名前がついた恐竜がいる。添付画像がその恐竜で「Crichtonsaurus」という。クライトンの公式サイトに行くとトップページに誇らしげに、Crichtonsaurusの骨格の画像が貼ってあった。冥福を祈りたい。a0020280_1057811.jpg

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幼年期の終り

SF作家アーサー・C・クラークが死去
  どうしても「2001年宇宙の旅」のアーサー・C・クラークと呼ばれてしまうのだが、ほとんどの人の「2001年宇宙の旅」はスタンリー・キューブリックの監督した映画の「2001年宇宙の旅」であって、クラークの「2001年宇宙の旅」ではない。クラークの「2001年宇宙の旅」は映画の原作ではなく、クラークの短編「前哨」が原案になっていて、クラークとキューブリックがアイデアを出し合い、クラークが小説の形にまとめ、その後キューブリックが脚本を執筆したというものだ。
  個人的には「幼年期の終り」がベストだと思う。一体、人間はいつになったら幼年期の終わりを迎えられるのだろうか。

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朝日ソノラマが解散

<出版社>朝日ソノラマが9月に解散
 子供の頃にはソノシートでお世話になり、長じてからはSFでお世話になっただけに、解散は大変寂しい。
 新人作家の登竜門的な感じもあって、夢枕獏や菊地秀行なども、ソノラマ文庫でシリーズ物を量産することによって人気作家になっていったと思う。「キマイラ」シリーズ、「クラッシャージョウ」シリーズ、「エイリアン」シリーズなどは大人の鑑賞にも耐える立派なSFだったんだけどねえ。雑誌では「宇宙船」が好きだった。特撮専門誌なんていかにも売れそうにないけれど、25年間も発行し続けたんだから、これは無茶苦茶偉いことだ。
 親会社である朝日新聞が出版物を引き継ぐそうだけれど、雑誌のいくつかはすぐに休刊になるだろうな。なんたって朝日新聞なんだから。解散の理由のひとつが社員の高齢化だから、ソノラマの社員が朝日新聞に移ることはないだろうからね。

<出版社>朝日ソノラマが9月に解散 [ 06月21日 19時56分 ]
毎日新聞社
 ソノシート付きの雑誌で60年代に一世を風靡(ふうび)した出版社、朝日ソノラマ(本社・東京都中央区、飯田隆社長)が9月末、経営難から解散することが決まった。出版物は親会社の朝日新聞社に引き継がれる。21日、両社が都内で記者会見を開き、発表した。
 朝日ソノラマは1959年創業。同年、日本初の“音の出る”ニュース雑誌「月刊朝日ソノラマ」を創刊。浩宮さま(現・皇太子殿下)誕生時の産声などをスクープして話題を呼んだ。「鉄腕アトム」などテレビアニメの主題歌と漫画を組み合わせた商品で人気を博したが、徐々に経営が悪化。ソノシート付き商品も89年で姿を消した。70年代と90年代の2度の経営危機が尾を引き、自力での再建を断念した。約16億円の債務超過は朝日新聞社が肩代わりする。
 飯田社長は「時代の流れに抗しきれず決断した。今は書籍にCDやDVDが付く時代だが、先駆的役割を果たしたのがソノシート付き雑誌だったと思う」と話した。

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ダビンチ・コード

 今日から映画「ダビンチ・コード」が公開ということで、各テレビ局で宣伝番組を放映している。昨日はBSiで『天才ダ・ヴィンチの予言〜もうひとつの「最後の審判」』という番組を放送していたし、今日はフジテレビで『天才ダビンチ最大の謎と秘密の暗号〜最後の晩餐に隠した謎の女Mと消えた聖杯Vの正体』を放送していた。
 BSiの番組はダビンチの遺した手稿にまつわるドキュメンタリーといったつくりで、それほど「ダビンチ・コード」とはリンクしていない、それなりに真面目な番組だったが、今日のフジの『天才ダビンチ最大の謎と秘密の暗号〜最後の晩餐に隠した謎の女Mと消えた聖杯Vの正体』は、「ダビンチ・コード」の内容を検証する内容だった。「ダビンチ・コード」の宣伝番組だから「ダビンチ・コード」に不利なデータは示されない。例えば「シオン修道会」のことを中世から綿々と続く秘密結社としていたが、実際には1956年にピエール・プランタールという人物が創設した組織である。詳しくはここを読んでもらえれえばわかると思う。
 「ダビンチ・コード」はただのミステリー小説である。それ以上でもそれ以下でもない。

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ソラリス

ポーランドのSF作家、スタニスワム・レムさん死去、84歳
 「ソラリスの陽のもとに」は今でもオールタイムSFベスト10に入る名作です。難解だけれども、SF読みには必ず避けては通れない作品でした。共産圏にも優れたSFがあることを知らしめた偉大な作家でした。ご冥福をお祈りします。

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