自由意思による契約解除だから救済はおかしい

【BOX】亀田兄弟特例フリー「協会預かり」で試合出場OK
 元WBA世界ライトフライ級王者の亀田興毅(21)と大毅(19)の兄弟が9日、所属する協栄ジムと契約解除に合意する文書を取り交わした。正式に決別が決まり、同ジムの金平桂一郎会長(42)は早速、同門対決を理由に回避してきた興毅とWBA世界フライ級王者、坂田健史(28)=協栄=の対戦を予告。興毅は年内の2階級制覇を掲げており、因縁のビッグマッチが現実味を帯びてきた。
 亀田家の協栄ジムからの離脱で、フライ級戦線が混とんとしてきた。東日本ボクシング協会・大橋秀行会長(42)の立ち合いのもとで、契約解除の文書にサインをした金平会長がいきなり仰天プランをぶち上げた。
 「興毅はWBAで1位なので、指名試合の可能性もある。これで、坂田の挑戦者として有力な候補の1人になった」
 「移籍金なし」「(亀田家の今後の活動を)一切、妨害はしない」などの条件で両者が合意し、円満に契約解除が成立した。これで、同門対決になるとして封印されてきた興毅Vs坂田の世界戦が実現可能になった。
 同門対決はルール上問題はないが、公平性の観点などから、ボクシング界は反対の姿勢を貫いてきた。そのため、金平会長も2人の対戦については明言を避けてきたが、もう障害はない。金平会長は「対戦できれば、おもしろいでしょう」とも口にした。
 日本のルールでは、ジムに所属しない限り、国内で試合を行うことができない。今後、亀田家は移籍先、独立の道を探るが、最終的な決定には時間がかかる。そこで東日本協会の“預かり”になり、フリーの立場で試合を行うという特例措置が浮上。亀田側は早くも申請の手続きに入った。
 当面の目標は年内の2階級制覇。興毅は早ければ、6月にも復帰戦を行い、その後、フライ級のベルト奪取に本格的に動き出す。挑戦する相手は、WBC同級王者の内藤大助(33)=宮田=か、それとも坂田か。フリーになった興毅の決断に注目が集まる。
■協会預かり
 所属ジムの消滅などにより無所属となった選手を各地区のボクシング協会が預かるもの。最近では、今年1月に天熊丸木ジム(名古屋)が経営難で消滅した際、所属選手は移籍先が決まるまで、中日本ボクシング協会預かりとなり、所属先を探した。協会預かりになっても、試合を行うことは可能。
★興毅「感謝の気持ちでいっぱい」
 契約解除について亀田兄弟の所属事務所マネジャーと協栄ジムの金平会長がこの日予定していた会合はなく、互いに合意書にサインしただけで終わった。8日までにある程度の合意に達していたとみられる。
 興毅は所属事務所を通じて「3年間、協栄ジムには本当にお世話になり、夢の第一歩である世界チャンピオンになることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。今後は亀田家のさらなる大きな夢に向かって、頑張っていきたいと思います」とのコメントを発表した。

協会預かりはあくまでも、ジムの消滅などで選手側に不利益が生じる場合の救済措置であって、ジムがいやだからといって辞めた人間には適用すべきでない。ジム制度に問題点は多いが、現在はジム制度でやっているわあけだから、それがいやならマネージャー制度をとる海外にでも行くしかない。拳論の片岡亮氏の取材によると大橋秀行東日本プロボクシング協会会長は認められないというコメントを出したそうだが、いろいろ圧力がかけられる中で変心しなければいいのだが。

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