またもや反則によるノーコンテスト

三崎対秋山戦は無効試合に 大みそかの「やれんのか!」
昨年大みそかにさいたまスーパーアリーナで行われた格闘技大会「やれんのか!」の大会実行委員会は22日、同大会で行われた三崎和雄対秋山成勲戦を無効試合とすると決定した。
 試合は1回8分12秒、三崎のKO勝ちとなった。しかし勝負を決めた三崎の顔面への蹴(け)りが、公式ルールに違反するのではないかという抗議が秋山側から起こされていた。
 三崎の蹴りは、いったん倒れた秋山が立ち上がろうとしたところへ見舞われたもので、公式ルールでは「四点ポイント(注:四点ポジション=両手、両膝をついた体勢)状態において、グラウンドポジションのファイターへのスタンドポジションのファイターによる、膝から下の足部での顔面・頭部への蹴り及び踏みつけ等の攻撃は一切禁止とする」とある。ただし蹴りが当たった瞬間には、秋山はすでに四点ポジションではなかった。
 抗議を受け、島田裕二ルールディレクターを中心に大会競技陣が映像などを改めてチェックし、審議。その結果、ルールに抵触していると判断せざるを得ず、ノーコンテスト(無効試合)が適切という判断に達した。
 この見解を受け、実行委員会では当該試合を無効試合とすることに決めた。試合を裁いた野口大輔レフェリーについては、三崎の技が流れの中で出されたものであるとの判断が、その時点では妥当であったとし、処分は行わない。
 三崎と秋山の再試合については「本イベントは継続的なイベントではないため、これを受けて再試合を組むことを約束するものではありません」としている。

まあ、予想通りの結末になったわけで、一昨年の桜庭v.s.秋山でもそうだが、反則行為があったと判断したのなら、反則行為をおかした選手の反則負けにするのが適切ではないのか。今回の場合は三崎の蹴りが反則という判断をしたのなら、三崎の反則負けが適切であろう。だが、島田裕二ルールディレクターの説明は以下の通りだ。
「三崎選手の蹴りに対しては反則とも反則でないとも取れます。一連の攻撃の流れで起きた行為ですので、非常に判断が難しいと言わざるえません。しかし、ルール会議において選手及びセコンドには『本イベントは、旧PRIDEルールとは全く違う禁止行為のあるルールですので必ず気を付けてください、そして疑わしきは罰します』と通達していました。そうした意味においては選手サイドのルールの把握の乏しさも認識されます。これにより、三崎選手の明らかに4点ポジションにいる選手を蹴りに行く行為自体は、ルールに抵触していると判断せざるえません。つまりその行為自体がフィニッシュにつながり、一方の選手が試合続行不可能になったというケースは、私の経験値で言えば、1999年9月に行われた『マーク・ケアー×イゴール・ボブチャンチン』戦に、非常に近いケースであると思われます。よって今回は、ノーコンテストが適切ではないか、といのが競技陣の判断です。今後はより一層、選手には疑わしい攻撃をしないという抑止力になればと思います。そして私も益々の精進をしてジャッジング向上をしていく所存です」
「反則とも反則でないともとれます」って何? 反則か反則でないかを判断するのが審判団だと思うが、その審判団が判断を下さないというのは審判を名乗る資格がない。野球の試合で「アウトかセーフか判断がつかないので今のプレイはなかったことにします」なんて言い訳はできないし、大相撲の行司も同体に見えてもどちらかの力士に軍配を挙げなくてはならない。審判とは白黒をはっきりつける存在のはずだ。そんな審判団の下では選手たちは安心して試合することはできないだろう。
 再試合を組むということ約束するものではないといっているが一方こんな報道もある。
「Dynamite!」秋山VS三崎、6月韓国で再戦へ…
 昨年12月31日の総合格闘技大会「やれんのか! 大晦日!」で対戦した秋山成勲(32)=フリー=と三崎和雄(31)=GRABAKA=が、今年6月に開催予定の「Dynamite! 韓国大会」で再戦することが最有力となった。
 大みそかの試合では三崎が1回KO勝ちを収めたが、秋山は勝負を決めたキックが、ルール違反とされる4点ポジションの状態でのものだったと主張。今月中旬に「やれんのか! 実行委員会」に抗議文を提出。同実行委員会の笹原圭一代表は「審議中」と話すにとどめ、裁定が覆る可能性は少ないが、週明けには結論が出る予定だ。
 秋山が契約するFEGの谷川貞治代表取締役(46)は再戦の場を提供する意向。三崎は3月5日の格闘技大会「戦極」の旗揚げに参戦することと、秋山の回復が遅れていることなどから6月の実現が濃厚だ。

明らかに再戦を踏まえてのノーコンテスト裁定ということだろう。もうどうでもいいけれどね。
 またこんな話も出ている。
三崎「戦極」出場は無断…谷川氏が糾弾昨年大みそかの「やれんのか!」での対戦が無効試合となった三崎和雄(31)=GRABAKA=と秋山成勲(32)=フリー=の再戦が、白紙となる可能性が浮上した。FEGの谷川貞治代表取締役(46)が23日、都内で秋山と同席して会見し、3月5日の新興行「戦極」に予定される三崎の出場が「やれんのか! 実行委員会」に無断であることを糾弾。「戦極さんではなく、三崎個人の問題。(団体間は)こうやって敵対してしまう。筋を通さない行動には断固たる態度を取っていく」と大連立に水を差す行為をとがめた。三崎は戦極出場後、海外団体と契約するという情報もあり、秋山との再戦を意図的に回避する可能性が出てきた。
 秋山成勲「私自身だけでなくファンの方もすっきりしないことはすっきりさせたい気持ちだと思う。再戦はできれば韓国よりも同じ場所(さいたまスーパーアリーナ)がいい。鼻の骨折とひざのじん帯損傷で練習はまだ再開していません」

 もうなんかぐだぐだになっている。契約違反だから反則にしたみたいな流れすら感じられるのは、興行にとってはマイナスにしかならないと思うが。
 こちらはスルーらしい。
ヤヒーラが山本KIDを提訴
昨年大みそかに行われた「Dynamite!! 」の山本“KID”-ヤヒーラ戦で、試合に敗れたヤヒーラが主催者に提訴していたことが分かった。ダウンしたヤヒーラに、KIDが蹴りを食らわせたというもの。主催のFEGは「訴状が出された以上は審議し、後日あらためて回答する」とした。しかしKIDの蹴りは一連の流れだった上、イエローカードも出されており、関係者は「判定が覆る可能性は低いのでは」と話している。
 山本はOKだけど三崎はダメというのは外様ゆえの悲哀なのかねえ。

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