頑張れ坂田、ボクシングを守るために

坂田3・19世界戦の相手は三たびパーラ!
WBA世界フライ級3位坂田健史(27=協栄)が「三度目の正直」に、ボクシング人生をかける。3月19日に東京・後楽園ホールで同級王者ロレンソ・パーラ(28=ベネズエラ)に挑戦することが6日、発表された。4度目の世界挑戦は、昨年12月に惜敗した暫定王者ロベルト・バスケス(パナマ)と再戦する予定だったが、バスケスのコンディション不良で、正規王者パーラへの3度目の挑戦が実現。三分刈りにした坂田は、負けたら引退の背水の決意を見せた。
 「最後の世界戦」への決意だった。4度目の世界挑戦が決まった坂田は、高校時代以来の三分刈りで会見に登場した。2連敗中の王者パーラに3度目の挑戦。「もう次はない。パーラとは2度戦っているから、戸惑いはない。背水の陣で、必ず世界王者になります」と表情を引き締めた。
 因縁の相手だ。04年6月の初戦では右アッパーをもらって、あごを骨折。激痛に耐えて前に出たが、きん差の判定で敗れた。05年9月の再戦も、接戦で判定に持ち込むもポイント差に泣いた。「いつかはパーラとやらなきゃいけないと思っていた」。暫定王者バスケスの緊急事態もあり、3度目の挑戦が実現した。
 追い風も吹く。坂田は昨年12月バスケス戦でも接戦を演じ、着実に力をつけてきた。一方、ひざの故障で暫定王者を設けられたパーラは05年12月以来、実戦から遠ざかっている。年明けに本格始動も、全盛期の動きを取り戻すことは難しい。過去2戦よりは明らかに有利な状況だ。
 3度の世界戦はいずれも判定で敗れた。「空振りをなくす。よりプレッシャーをかけ、明確なポイントを取る」と坂田。この日、約2週間のハワイ合宿に向かった。現地では1日約25キロの走り込みで接戦を制するスタミナを養う。判定に泣いて引退するつもりはない。
 同級1位には亀田がランクされている。坂田が王座奪取に成功し、義務づけられたバスケスとの統一戦を制した後は、亀田との同門対決も浮上する。協栄ジムの金平会長は「そういう事態になれば、悩ましいけどうれしい。でも、まずは坂田です」と愛弟子の悲願達成を期待していた。【田口潤】
[2007年2月7日8時56分 日刊スポーツ紙面から]

 てっきりバスケスとの再戦と思っていただけに、パーラとの3度目の対戦は意外だった。怪我によるブランク明けのパーラだけに坂田にも十分にチャンスがあるとは思うが、逆にパーラも坂田には自信をもっているわけである。
 坂田が勝てばいいが、負けたときには、あの小僧がリングに乱入し、パフォーマンスをやらかすことは十分に想像できる。かといってパーラとの対戦が実現はしないだろう。減量苦のパーラは上の階級に転級することが濃厚だからだ。パーラの王座返上、暫定王者バスケスの正規王者昇格ということになる。小僧はランキング1位だから、バスケスへ指名挑戦者として挑戦できるわけだが、そうはならない。バスケスはコンディション不良なのである。すぐさま暫定王座決定戦が行われることとなり、小僧はランキング下位の与し易い選手と対戦して、暫定王座を難なく獲得という筋書きになるのではないだろうか。
 そんな茶番を実現させないためにも坂田にはぜひ頑張って貰いたいものだ。
 

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