ティラノサウルス科です

<最古ティラノサウルス類>中国で新種の化石2体を発見
  中国新疆ウイグル自治区のジュラ紀後期(約1億6100万年前)の地層から、最古のティラノサウルス類とみられる新種恐竜の化石が見つかり、中国科学院などの研究チームが9日付の英科学誌「ネイチャー」に発表した。鼻の上に大きなトサカを持つユニークな姿で、研究チームは「仲間に同種であることを知らせたり、性的アピールに使っていたのではないか」と分析している。
 ◇ジュラ紀後期…鼻の上にトサカ
 見つかった化石は2体で、大きな方は全長3メートル、トサカは長さ約35センチ、高さ約10センチ、厚さ約1.5ミリ。非常に薄く、内部の骨密度も低いもろい構造のため、飾り用の部位だったとみられるという。骨の断面から大きな方は12歳、もう1体は6歳で死亡したらしい。
 羽毛は確認できていないが、近種の恐竜が羽毛を持っていたため、研究チームは「羽毛があったと考えていい」としている。下あごや前肢の指の特徴から、ティラノサウルスへの進化の過程にある恐竜と考えられるという。研究チームは、この恐竜を「グアンロン・ウーカイ(五色の地層から見つかった冠竜)」と名づけた。
 ティラノサウルスは白亜紀後期(9500万〜6500万年前)に繁栄した大型肉食恐竜。これまでに見つかった古い年代のティラノサウルス類は、中国での約1億3000万年前の化石と、米国での約1億5500万年前の化石だった。
 真鍋真・国立科学博物館主任研究官は「ティラノサウルス類は、鳥類へ進化した恐竜の仲間と考えられている。東アジアがティラノサウルス類の初期の進化で重要な場所だった可能性が出てきた」と話している。【永山悦子】

 この種の報道でいつも気をつけて欲しいのは、ティラノサウルス科の恐竜が発見されたということで、ティラノサウルスそのものが、ジュラ紀後期の地層から発見されたわけではないということだ。羽毛を持つティラノサウルス科の恐竜ディロングが発見された時にも、あたかも羽毛を持ったティラノサウルスそのものが発見されたかのような扱いをしたマスメディアもあったぐらいだ。
 ディロングが羽毛を持っていたからといって、このグアンロンが羽毛を持っていたと結論づけるのは、時期尚早ではなかろうか。ケナガマンモスが毛を持っていたからといって、近縁といわれるアジアゾウには毛がそれほど存在しないと言う例もある。羽毛を持っていたという証拠が見つかってから言及してほしいものだ。
 はっきり言えることは古いタイプのティラノサウルス科の恐竜は、すべてアジアから発見されているのでティラノサウルスの起源はアジアであるということだ。

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